『こどものツボ』 ].アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎と食事
食べ物とアトピー性皮膚炎の関係がよく話題になりますが、食べ物がどのくらいアトピー性皮膚炎に関係しているか、まだはっきりわかっていません。
小さい赤ちゃんは、大きい子どもに比べ、食べ物が関係する割合が多いようですが、むやみに食事制限を加えることはいけません。
この頃の子どもは一生のうちでもっとも成長する時期にあたっており、栄養のバランスに最新の注意が必要だからです。
医師から直接食事制限を指導されない限り、自分流ではやらないでください。
除去食のポイント
- 食品の制限は必要最小限にします。
- 除去食というと、食べさせるものが何もないと不安に思うかもしれませんが、食べられるものをいろいろ選んで食べさせるように前向きに考えましょう。
- 穀物 + たんぱく質性食品 + 野菜 を基本にして、栄養のバランスに配慮します。
- 同じ食品を続けて多量に食べさせることは避けます。同じ食品を毎日多量に食べ続けていると、その食品がアレルギーの原因になりやすいからです。
- 食品は新鮮なものを使用します。
- 生の食品は控えて加熱調理します。
- いつまでも同じ制限をし続けるのではなく、医師の診察と栄養士による栄養指導を定期的に受けて、きめ細かく対応しましょう。