『こどものツボ』  IV.陰部・尿の病気

膀胱炎

どんな病気?

おしっこをためている膀胱の中で、細菌やウイルスが増えることによって起こる病気で、 次のような症状があります。
・尿に血液が混じる
・尿の回数が増える
・尿をする時に痛みがある
・尿をした後もおしっこが残っている感じがする
・尿がにごる

治療

飲み薬 : 細菌による膀胱炎の場合は、抗生物質を飲む必要があります。
その他、痛み止めなどが処方されます。

家庭での看護

・おしっこをするのをがまんしないようにしましょう。
・おしっこは細菌を洗い流す効果があるので、水分をたくさんとりましょう。
・おむつはこまめにかえて、とくに女の子では外陰部の清潔に心がけます。
・便が尿道につかないように、おしりをふく時は前からうしろにふきましょう。
・熱がなく機嫌がよければ、お風呂に入って陰部をきれいに洗います。

注意

細菌による膀胱炎は、ふつう2〜3日で症状はよくなりますが、その時点で薬をやめると 再発を起こしやすいので、指示どおり薬を飲み終えることが大切です。 また、膀胱炎を起こしている細菌に抗生物質が効かない場合は、薬の種類を変えたり、尿 の中の細菌を調べたりする必要があります。