『こどものツボ』  IV.陰部・尿の病気

血尿とタンパク尿

学校の健診や3歳児健診などの尿の検査で、尿にタンパクや血液が混じっているといわれる ことがあります。 ふつう尿に血が混じるということはないため、血尿の場合は、何らかの原因があると考えら れます。 一方、タンパクの場合は、少しであれば正常の人にも混じることがあることから、混じって いる人が全員病気であるとは限りません。 しかし、血液やタンパクがいつも混じったり、その量が多い場合、また血液もタンパクも混 じる場合などは、くわしい尿検査や血液検査、レンドゲン検査、超音波検査などが必要になり ます。

血尿・タンパク尿の原因になる主な病気

@急性、慢性腎炎などの腎臓病
A生まれつき腎臓や尿の流れに異常がある場合
B細菌が尿の中で増えた時
C尿の出□がただれている時
Dその他

血液やタンパクがいつも混じっていても、その量が少なく、また検査をいろいろしても異常 がない場合は、定期的に尿の検査を行い、経過をみていくだけで問題ありません。 また、一年以上血尿が続く時に「慢性腎炎」と診断されることがありますが、この場合でも 血尿の程度が増えたり、タンパクが混じってくるようなことがなければ、それほど心配する必 要はありません。

起立性タンパク尿

小学校高学年から高校生くらいの発育期の子どもに一時的にタンパク尿がみられ、大人に なって治ってしまうことがよくあります。 これは、体を動かした時に腎臓の血管が圧迫されて、血液の流れが少し悪くなるためと考 えられています。 これを調べるには、朝起きて一番の尿と、それから後の尿を比べてみます。 起立1生タンパク尿であれば、朝起きてとった尿の中にはタンパクはなく、それから後の尿 にはタンパクが混じっています。 起立性タンパク尿は特別な病気ではないので、治療の必要もありません。

医師から、定期的に尿の検査が必要といわれたら必ず守りましょう。