『こどものツボ』 V.よくある感染症
帯状疱疹
どんな病気?
みずぼうそうのウイルスは、みずぼうそうが治ってもずっと人間の体の神経の中に入り込
んでおり、年をとったり体が弱ったりした時に再び増えはじめ、帯状庖疹となってあらわれます。
おもに胸、顔などの片側に小さな水庖が集まってできるもので、かゆみや痛みがあります。
子どもの場合は、大人に比べて軽くすむことが多く、1〜2週間くらいでかさぶたになって治ります。
治療
飲み薬: ウイルスに直接効く薬が処方されることがあります。
ぬり薬: かゆみや痛みをおさえます。
家庭での看護
食事: とくに制限はありません。
入浴: 帯状庖疹のできている部分を強くこすらないように気をつけます。
衣服: 帯状庖疹の部分が当たっても痛みが少ないように、軟らかい素材の下着を使うとよいでしよう。
学校・幼稚園・保育園
帯状庖疹のできている部分が直接他の人に接触しないように注意しましょう。
注意すること
帯状庖疹の人がみずぼうそうにかかっていない子どもに接すると、みずぼうそうという形でうつることがあります。