『こどものツボ』　　�Z.気になる症状

成長痛

どんな病気?

成長痛とは、3〜6歳頃の成長期の子どもが訴える原因のはっきりしない足の痛みのこと をいいます。 昼間は元気に遊んでいた子どもが、夕方から夜にかけて、足のひざやふくらはぎのあたり を急に痛がるものの、次の日の朝になるとまったく痛みがなくなっているのがこの痛みの特 徴です。 週に1〜2回のこともあれば、年に数回だけのこともあり、痛みの程度もとても痛いもの から軽いものまでさまざまです。 成長痛の原因は、主に足の疲れと考えられます。この時期の子どもはいつも活発に動いて おり、足に負担がかかっています。子どもの骨や関節、筋肉はまだ軟らかいため、疲れがた まりやすく、痛みとしてあらわれるようです。

治療

成長痛は病気ではないため、特別な治療は必要ありません。 ひどく痛む時には、湿布薬が処方されることがあります。

家庭での看護

・温かい湿布をする。
・お風呂で足をもむ。
・足をさすってあげる。

注意

診察を受けて、病気ではないと考えられる場合に、「成長痛」といわれます。痛みが毎日続 く、朝起きても痛みがとれない、歩くと痛む、はれているなどの症状がある場合は、他の病 気が考えられますので、必ず医師の診察を受けましょう。