『こどものツボ』 Z.気になる症状
起立性調節障害(OD)
どんな病気?
小学校高学年から中学生くらいの成長期の子どもに多くみられる病気で、自律神経が不安 定になった自律神経失調症の一つです。 自律神経は、交感神経と副交感神経の2つからなっていて、お互いが協力しあって体を安 定した状態に保とうとしています。 この2つの神経のバランスがくずれて血圧が低くなり、立ちくらみ、めまい、動悸(どう き)、息切れ、体のだるさ、疲れやすいなどの症状や、頭痛、吐きけ、腹痛、食欲低下など、 いろいろな症状がみられるようになります。
治療
飲み薬:症状に応じていろいろな薬が処方されます。 鍛練療法:冷水まさつや入浴後の水かぶり、乾布まさつなどで皮膚を刺激し、自律神経をき たえます。
家庭での看護
・毎日規則正しい生活を送るように心がけてください。
・乾布まさつなどの自律神経の鍛錬は根気よく続けましょう。
・体や精神的な疲れをためないように、適度な運動や気分転換が必要です。
薬を飲む時の注意
@血圧を上げる薬は、多くの場合、朝早くと昼食前の2回服用します。
夕方も服用すると夜眠れなくなることがあります。
A薬を2〜3週間きちんと飲んでも症状がよくならない場合は、薬の種類を変えたり追加し
たりする必要があります。
B症状がよくなっても、薬をすぐにやめないでしばらく飲み続けます。
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