『こどものツボ』 X.小さな赤ちゃんの気になる症状
ロ腔力ンジダ症(がこうそう)
どんな病気?
これは、カンジダ菌というカビの一種によって起こる病気です。 赤ちゃんのくちびるの裏や、頬の内側にミルクかすのような白い斑点が所々につきます。 赤ちゃんがカゼなどをひいて体力が落ちるとできやすくなります。 また、消毒の不十分な哺乳ビンを使ったり、指しゃぶりをする赤ちゃん、おもちゃを口の 中によく入れる赤ちゃんにもよくできます。 ふつうは何の症状もでませんが、口の中一面にひろがると、少し痛みがでて、ミルクの飲 みが悪くなることがあります。 また、お母さんの乳房に炎症を起こすこともあります。
治療
ピオクタニンという紫色のぬり薬やシロップ、軟 膏が処方されます。 少しくらいのがこうそうは、自然に治ります。
家庭での看護
哺乳ビンやおもちゃをいつも清潔にすることも忘 れないでください。