『こどものツボ』 I].気管支ぜんそく
気管支ぜんそくの薬
気管支ぜんそくの治療にはいろいろな薬が使われますが、大きく分けると、発作を止める薬と発作を予防する薬の2つに分けることができます。
- 発作を止める薬
- 気管支拡張剤
これは気管支をひろげ、タンをだしやすくして呼吸を楽にする薬です。気管支拡張剤には大きく分けて2種類あり、それぞれ異なったはたらきにより気管支をひろげます。したがって、両方の薬を同時に使うこともあり、これによってより多くの効果がえられます。
ベータ刺激剤: ふつうのカゼのときにもよく使われる薬です。
デオフィリン剤: テオドール®やテオドング®などの薬です。苦しそうな咳が続いたり、ゼーゼーという音が聞かれたりする場合には、ベータ刺激薬と合わせて使います。飲み薬のほかに座薬もあります。 - ステロイド剤(ホルモン剤)
発作がひどい時に使われます。とても効果がありますが、長く使うと副作用もあります。吸入用の薬は副作用が少ないため、予防的に使われることがあります。
- 気管支拡張剤
- 発作を予防するための薬
- 抗アレルギー剤
これは気管支に加わるいろいろな刺激をやわらげて、発作を起こしにくくする薬です。
発作を予防背薄くすりですから、発作が起きている時にはほとんど効果を示しません。
吸入薬: インタール®
飲み薬: ザジデン®、リザベン®、アゼプチン®、オノン®など
これらはいずれも1〜6ヶ月使い続ける必要があります。そうすることによって発作のおこる回数が少なくなり、発作そのものも軽くなっていきます。 - 漢方薬
漢方薬がぜんそくにとてもよく効くことがあります。
- 抗アレルギー剤