こどものツボ２

先天性鼻涙管閉塞症

どんな病気?

涙腺で作られた涙は、目の表面を潤し、鼻涙管と呼ばれる管を通って鼻に抜けていきます。この管が閉 じていたり、細くなっていたりすると、目頭にある涙のうに、いつも涙やうみがたまっている状態にな り炎症をおこしてしまう病気です。 生後まもなくから涙目が続く時や、目やにがたくさん出る場合などは注意しましょう。

治療

ほとんどの場合は自然に治っていきますが、炎症を繰り返したり、管が完全に閉じている場合は治療が 必要になり抗生物質の点眼薬や、目やにがたまっている涙のうの洗浄が行われます。 また、マツサージを繰り返すことで自然によくなることもあります。 それでも治らないときは、細い針金を使つて膜を破るといった治療を行います。

家庭での看護

・目やにが溜まりやすく、そのままにしておくと炎症を起す原因になるので、こまめに目やにをふき取ってあげましょう。
・目の違和感などで、手を目に持っていくかもしれません。できるだけこすらないようにするのと、手をきれいにすることを心がけましょう。
・赤ちゃんに触れるときは、お父さん、お母さんも手を洗うようにしましょう。