こどもの病気

こどものツボ2

川崎病

特に1才前後の赤ちやんに多い原因不明の病気です。高熱が5日以上続き、手や足、ロや目が赤くなってき たら要注意です。 心臓に後遺症を残すこともありますので、治ってからも定期的な検査が必要です。 初めは風邪と同じような症状なので区別がつかないこともあります。

@原因不明の39〜40℃の高熱が5日以上続く
A数日後、水泡を持たない赤い発疹が出る
B発疹が出る頃から手のひら、足の裏が赤く腫れ硬くなる
C唇が赤くなり舌にいちごの様なブツブツが出てくる
D発熱と同時、もしくは熱が出る少し前に首のリンパ節が腫れてくる
E発熱してから数日後、白目が充血する

上記の6つのうち5つの症状がみられれば川崎病と診断されます。 また、この症状が1〜2週間で消えた後、指先から皮膚がポロポロと剥けてきます。

治療

約1ケ月前後の入院療法が必要です。 血栓や動脈瘤を起しにくくするために、アスピリンや免疫グロブリンを投与します。 退院してからも3ケ月、6ケ月と心臓の定期検診を受けましょう。 冠動脈が大きくなっている場合などは1ケ月ごとの検診が必要となります。

片山こどもクリニック