こどものツボ２

口腔アレルギー症候群

口やのどの粘膜に起こるアレルギー反応です。 果物・野菜などの食物を食べて15分以内に、くちびるや舌、のどの奥がかゆくなったり腫れたりします。
また、吐き気、腹痛や下痢、じんましん、目や鼻の花粉症の症状、気管支喘息の発作などや、ひどいときはショックなども起こすことがあります。 　このような症状を起こす人の中に、花粉症をもつ人が多いことがわかっています。 これは、花粉と果物や野菜にアレルギーの原因となる物質が共通して含まれているためです。
また、ゴム手袋などでじんましんなどのアレルギーが起こるラテックスアレルギーの人は、バナナやマンゴ、パパイヤなどでアレルギーがひきおこされることがあります。これもゴムのタンパク質と同じ成分を果物が含んでいるからです。 　
食べ物でアレルギーが起こったときは、医療機関を受診して、まず原因を確かめることが大切です。 原因の食べ物がはっきりしたらその食べ物を避けることが予防の第一です。

花粉症の原因植物	口腔アレルギー症候群の原因食品
白樺　ハンノキ	リンゴ、ナシ、ビワ、モモ、サクランボ、 ヘーゼルナッツ、ピーナッツ、ココナッツ、アーモンド、クルミ、ニンジン、セロリ、ジャガイモ、キウイ
スギ・ヒノキ	トマト
イネ科（カモガヤ・イネ・マグサ・オオアワガエリ）	トマト、メロン、スイカ、ジャガイモ、オレンジ、セロリ、バナナ、ラテックス
ブタクサ	メロン、スイカ、キュウリ、ズッキーニ、バナナ
ヨモギ	ニンジン、セロリ、ピーナッツ、キウイ、リンゴ