こどもの病気

こどものツボ2

ニンジンとリンゴ

下痢が長引く場合は、腸の表面が傷ついたりただれたりしているため、腸の表面で行われている消化酵素による食べ物の消化がちゃんとできていないと考えられます。
この腸の表面が元に戻るには時間がかかることがありますが、ニンジンやリンゴを食べるとそれらに含まれるペクチンなどの成分のはたらきによって腸の表面の傷がはやく治り下痢が治まります。

ニンジンペースト

250gの人参を細かく切り、500mlの水に浸し、食塩1gを加えて、ニンジンが柔らかくなるまで煮込みます。
減った水分を補って500mlにした後、ミキサーにかけて、ニンジンペーストにして適当に味付けします。
1日2回程度、小さじ8−10杯を与えます。

ニンジンスープ

250gのニンジンを細かく切り、500mlの水に浸し、食塩1gを加えて、ニンジンが柔らかくなるまで煮込みます。
ニンジンを裏ごしして繊維を除き、減った水分を補って500mlにします。

リンゴのすりおろし

りんごは、食物線維のペクチンを含んでいます。
また、リンゴ酸を多く含んでいるので脂肪の分解を促進すると考えられています。
リンゴは、下痢の時にも便秘の時にも与えてかまいません。
片山こどもクリニック