こどものツボ2
しもやけ(凍瘡)
どんな病気?
最低気温が5℃前後で昼と夜との温度差が10℃内外の時に、ある体質の人にできやすいといわれています。このような人は、血管の調節がうまく働かず、血液の流れが悪くなってからだの隅々に酸素や栄養が行き渡らなっていますが、さらに手足をぬれたままにしていると、水分の蒸発とともに熱を奪われて冷えてしまい、組織が壊れる状態(炎症)が起こります。これがしもやけといわれるものです。
しもやけは指や手、足、鼻の先、頬や耳たぶなどにできやすく、赤く腫れてかゆみがあり、ときにはただれたり痛みが強くなったりすることをあります。
治療
1.塗り薬:血液の循環を良くする薬や炎症を抑える薬が処方されます。
2.飲み薬:血液の循環を良くするためにビタミンEが処方されることがあります。
家庭で注意すること
・ビタミンEを多く含む食べ物を摂取しましょう。
小松菜やほうれん草などの緑黄色野菜、大豆やアーモンド、植物油やマーガリンなどに多く含まれています。ビタミンCやビタミンAと一緒に摂取するとより効果的に体内に吸収されやすくなります。
・マッサージ:指の先から心臓に向かって、ゆっくりとするのが効果的です。指先のしもやけでも、指先だけではなく、手首、腕の順に徐々に体の中心に向かってもみほぐしていきましょう。
・寝るときには薄手で通気性のよい手袋や靴下を使用するのも良いでしょう。
・寒い日に外出する時は、帽子や耳あて、手袋などを使用しましょう。
・手や足が濡れたままの状態だとしもやけになりやすいので、濡れてしまったらすぐに水分を拭きとって、新しい靴下にはき替えるようにしましょう。
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