こどものツボ2
        湿潤療法
        ケガややけどをした時に、以前は消毒をしてガーゼを当てて処置をしていました。 
しかし最近では、このような処置はやらない方がよいと考えられるようになってきています。 
代わりに「湿潤療法」が取り入れられるようになりました。 
 湿潤療法とは うるおい療法ともいいます
  
 1.	消毒をしない
  
 2.	乾かさない
  
 3.	水道水でよく洗う
  
  
消毒をしないのは、消毒薬は、感染症をおこすバイ菌を殺すものだが、キズを治す働きをもつ細菌を殺してしまいます。 
 
乾かさないためには、キズ口から出てくる水のような液体は、浸出液といって、炎症を抑えたりキズを治す成分が含まれ、皮膚の再生を促す重要な役割を果たす為、乾かさないようにします。 
 
水道水で洗うのは、キズ口が汚れていると可能の原因となります。汚れは水道水できれいに洗い流し取り除きましょう。 
 
 湿潤療法の良い点
  
 1.	早く治る
  
 2.	きれいに治る
  
 3.	感染の心配が少ない
  
 4.	痛みが少ない
  
        
                処置のやり方
           
          ・	傷口ややけどのところを水道水できれいに洗う
           
          ・	乾燥を防ぐために白色ワセリン等の軟膏を塗ります 
          ・	食品包装用ラップ(サランラップorクレラップ)でおおいます 
          ・	おおったラップから水のような液体(浸出液)が漏れてくるのでガーゼやタオルをまいて浸出液を吸い取れるようにします 
          ・	その上から包帯などで固定します 
           
          ※この湿潤療法を利用した市販製品に「ジョンソン エンド ジョンソン社」の開発した
           
          バンドエイド「キズパワーパッド」があります
        
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