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乳幼児突然死症候群(SIDS)

乳幼児突然死症候群(SIDS)とは、それまで元気だった赤ちゃんが、眠っている間に突然死亡してしまう病気で、その原因はまだわかっていません。
 平成11年度より厚生省がSIDS対策強化月間を開始して以降は、この病気で亡くなる赤ちゃんの数が徐々に減少しているようですが、いまだにSIDSは1歳未満の赤ちゃんの死亡原因として高く位置しています。 
 SIDSの原因はわかっていませんが、以下のことに注意すれば病気の発症率が低下することがわかってきました。赤ちゃんの命を守るためにも、親として行えることはしてあげたいものです。

赤ちゃんをあお向けに寝かせ、ベッド周囲を整える

うつぶせ寝はあお向け寝に比べ、SIDSの発生率が高いことがわかっています。医師から、うつぶせ寝の指導を受けている赤ちゃん以外は、あお向けに寝かせるようにしましょう。
赤ちゃんを寝かせる布団は固めのものにし、柔らかいものは避けましょう。
赤ちゃんの周りには、ぬいぐるみ、柔らかいタオルや毛布、ビニール袋、ひもなどの危険なものを置かないようにしましょう。

できるだけ母乳で育てる

粉ミルクが悪いわけではありませんが、可能であればできるだけ母乳で育てましょう。

赤ちゃんの周囲では禁煙する

お母さん自身妊娠中の禁煙はもちろんのこと、周りの人も妊婦さんや赤ちゃんの側での喫煙は避けましょう。

赤ちゃんを暖めすぎない

衣服の着せすぎや布団の掛けすぎに気をつけましょう。
冬は部屋を暖めすぎないようにし、ストーブのそばやホットカーペットの上で寝かせないようにしましょう。

片山こどもクリニック