こどもの病気

こどものツボ2

うつぶせ寝

SIDS乳幼児突然死症候群の80%を3〜6ヶ月ぐらいの赤ちゃんが占めており、赤ちゃんのうつぶせ寝もその原因の1つと考えられています。また、首のすわっていない赤ちゃんを長時間うつぶせにしたり、柔らかい布団や枕にうつぶせにさせたりしておくのは窒息の危険性があるため注意が必要です。

うつぶせにする良い点

・ 呼吸が安定する。
・ 頭の形が良くなる。
・ 個人差はありますが、首のすわりや寝返りが仰向けばかりの赤ちゃんより早くできるなど、赤ちゃんの発達を促す。

家庭での注意

・特に6ヶ月未満の赤ちゃんをうつぶせにする場合はお母さんが見ている範囲で行いましょう。
・目を離し、その場から離れないようにしましょう。
・柔らかいところでうつぶせにしないようにしましょう。

*自分でうつぶせ寝をするようになった場合に注意すること SIDSが起こりやすい6ヶ月未満の赤ちゃんが自分で寝返りをしてうつぶせ寝になってしまった場合、やめさせるのは困難です。気がついたら、あおむけに治してあげる程度でよいでしょう。
ただし柔らかいもので口と鼻がおおわれ呼吸ができなくならないように注意が必要です。
柔らかい布団やまくらは避け、硬めのものにし、赤ちゃんが寝ている周りに、顔をおおうバスタオルやぬいぐるみなど柔らかいものを置かないように赤ちゃんの寝る環境を整えることが大切です。

片山こどもクリニック