『こどものツボ』  IV.陰部・尿の病気

亀頭包皮炎(きとうほうひえん)

どんな病気?

亀頭(オチンチンの先)や包皮(オチンチンを包んでいる皮)で細菌が増えることによっ て起こる病気です。 亀頭が赤くはれ、おしっこの時に痛がったり、かゆがったりします。また、ひどくなると、 膿がでたり、血がでたりすることもあります。 赤ちゃんの亀頭は、包皮をかぶっているのでアカや尿がたまりやすく、そのうえおむつを していたり、汚れた手でさわったりすることが多いので、亀頭包皮炎を起こしやすいのです。 また、大きい子でも、いつも亀頭が包皮におおわれている場合(包茎)には亀頭包皮炎が よく起こります。

治療

ぬり薬 : 抗生物質が入った軟膏が処方されます。
飲み薬 : 抗生物質の飲み薬が処方されることもあります。

家庭での看護

・お風呂に入った時におちんちんの中まできれいに洗うようにしましょう。
・清潔に保つことが大切なので、汚れた手でさわらせないようにしましょう。
・治るまでプールはやめましょう。

真性包茎(包皮の先が細くなっていて、ひっぱっても亀頭がでてこない)で何回も亀頭 包皮炎を起こすような時は、手術が必要になることがあります。このような場合は、医師 とよく相談しましょう