『こどものツボ』  T.基本的なこと

熱のはかり方

熱をはかる体温計には水銀体温計と電子体温計があります。 水銀体温計…もっとも正確にはかれますが、5分以上はさんでおく必要があります。
電子体温計…短い時間ではかれるので便利ですが、水銀体温計より、少し高かったり低かっ たりします。

食事をした後や運動した後入浴後や外出から帰ってきた後などは、すぐに熱をはからない で、30分くらい待ってからはかるようにしましょう。

脇の下ではかる

@脇の下に汗をかいていると正しくはかれません。よく汗をふ きとってください。
A体温計の先が脇からつきでていたり、服が問に入っていたり すると正しくはかれません。
体温計の先が脇の下の真ん中に くるように当てて上向きにはさみます。腕を軽く押さえてく ださい。
水銀体温計の場合は、5分以上はかりましょう。
B動いていると正しくはかれません。絵本やテレビを一緒にみ て静かな状態ではかりましょう。

耳ではかる

@耳式体温計の先を耳の穴に入れると数秒ではかれます。
浅すぎると、正しくはかれません。しっかりと入れて、電話 機の受話器をもつように体温計の下の方を口元の方に斜めに 傾けます。
A耳あかがつまっていたり、中耳炎があったりすると正しくは かれないので気をつけてください。

* 体温は一日中同じではありません。朝は低めで、夕方は高めですし、食事をした後や運動後、 泣いた後ではいくぶん高くなります。 ふだん、元気な時の体温をはかっておいて、平熱がどのくらいか知っておきましょう。

* 赤ちゃんは厚着や部屋の暖房などの影響で、体温が高くなってしまうことがあります。おか しいなと思ったら、服を脱がせたり、部屋の温度を調節したりしてからもう一度はかってみ ましょう。