突発性発疹症 (とっばつしん:突発疹)

突発性発疹症(とっぱつしん)は2度かかる?

「とっぱつ」の愛称で呼ばれている突発性発疹症は、ほとんどの子どもが かかる病気で、特に赤ちゃんが最初に熱を出したときにこの病気であることが 多いようです。この病気の主な原因は、HHV−6(ヒトヘルペスウイルス6)というウイルスによるものです。 しかし最近、HHV−7(ヒトヘルペスウイルス7)というウイルスが、突発性発疹症 を起こす原因になることが知られるようになりました。やや大きい赤ちゃんがかかることが多く、いわゆる「2度かかり」といわれるものには このウイルスが関係しているようです。 また、見つかっていないウイルスが、突発性発疹症を引き起こすことも考えられています。 このようにいくつかの原因で同じ病気を引き起こすグループを「症候群」と呼びますが、 突発性発疹症もどうやら「突発性発疹症候群」に相当するもののようです。