『こどものツボ』  X.小さな赤ちゃんの気になる症状

小さい赤ちゃんの便秘

生後数ヶ月頃の赤ちゃんの中には、何日もうんちがでないことがあります。 しかし、ミルクや母乳を十分飲んで体重がちゃんと増え、軟らかいうんちがまとめてでてい るようなら心配はありません。 このような赤ちゃんは、母乳やミルクをとてもよく消化吸収できるために、うんちの元にな るものが少なくなってうんちがでてこないと考えられます。

治療

うんちが長い間でていなくても、母乳やミルクをよく飲んで、機嫌がよければ、何もしな いで様子をみてかまいません。
@ミルク
ミルクや母乳の量が足りているか確かめましょう。 体重がちゃんと増えていれば大丈夫です。 また、ミルクの種類を変えるとうんちがでやすくなることがあります。
A綿棒浣腸
うんちが1週間くらいでていないと、おなかの中にガスがたまっておなかが張るために しだいに赤ちゃんの機嫌が悪くなる場合があります。 このような時は、綿棒の先にベビーオイルやオリーブ油をつけ、おしりの穴に1cmくら い入れて肛門のまわりを刺激すると、うんちやガスがでて楽になります。
Bガスぬき
綿棒浣腸でもなかなかガスやうんちがでなくて赤ちゃんが苦しむような時には、病院で 細い管をおしりから入れてガスやうんちをだすこともあります。