こどものツボ2

チャドクガによる皮膚炎

症状

チャドクガは茶の害虫ですが、同じ椿科のつつじや山茶花にもついていて、その毒針毛による皮膚炎がよく問題になります。
この毒針毛にさらされると、とてもかゆみが強い発疹が体のいたるところに現われ、なかなか治らず、2〜3週間続きます。
チャドクガの毒針毛は毛虫だけではなく、卵、まゆ、成虫にもついていますので注意しなくてはなりません。

触れたときの処置

@ セロテープを使って皮膚についた毒針毛を取り除く。
A 水で強く洗い流す。
B かいたりこすったりしてはいけません。(症状がさらにひどくなります)

塗り薬:  抗ヒスタミン剤、ステロイド軟膏が処方されます。
飲み薬:  かゆみ止めが処方されます。

予防

チャドクガの毛虫を見つけたら、できるだけ早いうちに駆除することが大切です。
冬に卵を探して除去しましょう。
毛虫が少ないうちに葉を切り取ります。(処分のときに触らないように注意)
殺虫剤は効果がありますが、木にも影響を与えます。