こどものツボ2

喉頭軟化症

どんな病気?

喉頭とは空気の通り道である気道の一部で、外からのど仏として触れることができる部分です。
この喉頭はもともと硬い硝子軟骨(しょうしなんこつ)というものでできていますが、赤ちゃんの中にはこの部分が生まれつき軟らかく弱い子がいます。
そのような赤ちゃんの場合、喉頭をつくる軟骨のひとつで最も上の軟骨(喉頭蓋軟骨)が息を吸う時に気道にかぶさって引き込まれてしまうため、気道が狭くなって呼吸しづらくなります。
そして息をするたびに喘鳴(ぜんめい:ぜーぜーした呼吸の音)が起こり、強く泣くとチアノーゼや呼吸困難などが起こる病気です。

症状

生後2週間から1ヶ月くらいで体重が増加して呼吸量も増え、泣き声も大きくなってきた頃に症状が現れます。
とくに強く泣いた時や哺乳している時や仰向けになっている時に喘鳴が強く出ます。
生後6ヶ月ぐらいまでは喘鳴は一時的に大きくなりますが、成長とともに喉頭が強くなってゆくと、喘鳴も次第に聞こえなくなってゆきます。

治療

特別な治療をしなくても成長とともに症状は軽くなり、ほとんどの場合2年以内に治ります。それまで体重の増加に気をつけて成長が遅れないように注意しましょう。
哺乳する時に症状が悪化する場合は、スプーンで少しずつ飲ませるなどの工夫が必要です。
腹ばいにすると喘鳴は軽減ないし消失します。まれに喘鳴や呼吸困難などの症状が強い場合、気管内挿管や気管切開などの特別な処置が必要になることもあります。

注意すること

ほこり、寒冷などの気道を刺激するものを避け、かぜをひかないように注意します。
かぜにかかると喘鳴が悪化したり、呼吸困難やチアノーゼが現れる場合があるので早めに医師の診察を受けてください。