■ 扁平疣贅

扁平疣贅

【原因】
扁平疣贅の原因は尋常性疣贅と同じく、ヒト乳頭腫ウイルス(HPV=ヒトパピローマウイルス)というウイルスに感染することです。100種類以上の型があるHPVの中でも、3型・10型・28型・49型によるものが扁平疣贅となります。外傷時などの傷口から感染して発症するのが基本的な原因となります。若い年代に最も多く見られることから青年イボとも呼ばれます。
【扁平疣贅の特徴】
扁平疣贅の特徴としては、1pくらいの大きさで平べったく隆起するイボです。色は肌の色と近い色もしくは少し茶色がかった色をしていて、できやすい場所としては主に顔面や手の甲、前腕などが挙げられます。他の症状はありませんが、稀に痒みを感じることがあり、イボを引っ掻くとその線に沿って並んで広がることもあります。また痒みを感じる時は治る前兆症状として現れていることがあり、痒みを感じてから2週間ほどで自然に治ることがあります。


自然に治ることもあり、基本的に治療をする必要のないものですが、治療を行う場合は薬による治療からレーザー治療や液体窒素治療など他のイボの治療と同様の治療法が行われます。比較的治りは遅く時間がかかりやすいのが難点です。