■ 乾燥剤

シリカゲル(二酸化ケイ素)を少しかじった程度なら全く心配はいりません。シリカゲルの人の推定致死量は体重1kgあたり15g以上で、粘膜びらんを起こすことはあっても中毒症状を起こすことはまずありません。
しかし、塩化カルシウムと生石灰は、誤って口のすれば出血、潰瘍を起こし、眼に入れば角膜潰瘍や失明のおそれがあります。口の中に残っていたら吐き出させます。誤って食べたときには、大量の牛乳かミルクを飲ませ、急いで病院へ連れて行きます。


シリカゲルは,口の中がただれたり、粒状のものの場合、食道の壁に付着して炎症を起こすことがあります。誤って食べても、食べたものの大部分は体外に排出されてしまいますが、まれに、口の中がただれたり、粒状のものの場合、食道の壁に付着して炎症を起こすことがあります。誤飲した場合には、コップ半分くらいの水分(水、お茶、ジュースなど)を飲ませ、様子を見ます。目に入った時は、擦らないようにして流水で洗顔します。
消石灰のばあいは,食べると口の中、喉がただれ、ものが飲み込めなくなったり、胃の灼熱感、ただれ、出血などを起こすことがあります。口の中をよく洗いうがいをさせます。牛乳または卵白水(卵の白身1個をコップ1杯くらいの水で溶いたもの)を飲ませ受診します。吐かせてはいけません。なめた程度なら、同様にしてから様子を見ます。口の中がただれたり、痛そうにすれば受診します。



ナイス 12