点眼薬

点眼薬は、雑菌の混入を防ぐために容器の先端を触ったり、目に触れたりしないように使用してください。 使用期限は開封後、1ヶ月以内に使用しましょう。(清潔な状態で使用した場合)

タリビッド点眼液(オフロキサシン)

結膜炎や麦粒腫(ものもらい)など、目の感染症を引き起こしている細菌を殺菌し感染症を治します。

副作用
    発疹、かゆみ、腫れ、息苦しい、気分が悪い、顔色が悪くなる、冷汗以上の症状があらわれた場合は使用を中止する。
    目やまぶたが赤くなる、しみる、痛みがでる、目がゴロゴロする以上の症状があらわれた場合は、早めに医師に相談する。

注意すること
    他の点眼薬を使用している場合や、妊娠中または授乳中の方は医師に相談すること。

ノイボルミチン点眼薬(グリチルリチン酸二カリウム)

目のアレルギーを抑え炎症を和らげます。また、粘膜の傷の治りを助ける働きがあります。

副作用
    副作用はほとんどありませんが、点眼後かえって充血やかゆみがひどくなる場合は、早めに再受診してください。

注意すること
    点眼薬が目の周りについたり、目から溢れたりした時は、かぶれる事があるので、すぐ拭き取ってください。 人により原因は異なりますが、目のアレルギーは花粉やほこり、ダニやカビなどで生じます。アレルギーの原因が分っているようなら、その原因物質をできるだけ避け、取り除くようにしてください。

リンデロンA液(眼科用合成副腎皮質ホルモン剤、抗生物質配合剤)

炎症による腫れや赤みを抑え、かゆみや痛みを和らげます。特に細菌感染を伴う時に向いています。炎症をとるステロイドのベタメタゾンと、細菌を抑える抗生物質のフラジオマイシンが配合されます。

副作用
    数日使用するにはまず心配いりません。しかし長期にわたり使用した場合は、目の感染症、眼圧上昇、緑内障などに注意が必要となります。

注意すること
    ウイルスや結核、真菌(カビ)などの感染症には原則用いません。

禁忌
    角膜上皮はく離や角膜潰瘍のある方。

インタール点眼液 (アレルギー性結膜炎用点眼薬、クロモグリク酸ナトリウム)

花粉症などのアレルギー性結膜炎によく使用されます。1回1〜2滴、1日3〜4回点眼します。

副作用
    使用後にかゆみ、刺激感が強いようなら使用を中止してください。目の周囲に赤みが出るときも中止してください。

注意すること
    症状の強いときは、他の点眼薬と併用して使用するようにしてください。