抗ヘルペスウイルス剤もっと知る!

主なヘルペスウイルス剤

アシクロビル《ゾビラックス、グロスパール、ビクロックス》

作用

単純ヘルペス(外陰部ヘルペス、ヘルペス脳炎、皮膚・粘膜ヘルペス)みずぼうそう、帯状疱疹ウイルスに効果があります。 ウイルスの感染した細胞内で活性化し、ウイルスのDNAの複製を阻害します。 アシクロビルの作用は、感染細胞内にあるウイルス性酵素が関与しているため、 感染細胞内に選択的に作用します。

注意すること

アシクロビルでは、帯状疱疹に対して7日間、単純疱疹・みずぼうそうに対して5日間使用し、効果のない場合は中止します。

副作用

腹痛や下痢などの消化器症状、眠気やめまいなどがあらわれることがあります。 重大な副作用として、血液障害,じんましん、かゆみ、水泡、頭痛、不眠、不安、興奮などがあります。

相互作用

テオフィリン《テオドール、テオロング》の併用により、テオフィリン中毒症状(嘔吐、頭痛、意識障害、不整脈)が現れることがあります。

使用してはいけない方

本剤の成分に対して過敏症のある方。