■ 時代遅れかもしれない。でもこのやり方が好き2011.11.20

ー竹内龍幸さん:元盲学校教員ー

盲学校の生徒のために80歳を超えた今も毎日本の点訳を続けています。
パソコンを使った点訳ではなく、昔ながらの点字タイプライターを使用しています。

ゆっくり作業を進めると、パソコンなどを使って速く作業をするときに気がつかないことがあるそうですし、目による読書では気がつかなかった文章の深みも感じ取ることができるそうです。

物事は速く進めばよいというものではありません。
速読を奨める人は多いのですが、遅読にこそ読書の神髄があるように思えます。
要するに考えて読むことが大切なのです。
逆に考えて読まなくてもよい本は大した本ではありませんから、速読してもかまいません。