3.今はやっている病気

◆おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)◆

正式な病名は流行性耳下腺炎といいますが、耳の下(耳下腺)が腫れて “おたふく”のような顔になるため、俗におたふくかぜといいます。 ふつう左右とも腫れますが、片側だけでおわることもあります。 腫れはおよそ1週間くらい続きますが、そのあいだ痛みのため、 つらい思いをしなければならないことも少なくありません。 熱は出ないことも多く、出た場合でも3〜4日くらいでおちつきます。

のみ薬:熱や痛みをおさえます。 湿布:子供がいやがらなければ冷湿布も効果があります。

食事:固いものや刺激が強い食べ物は避けます。 痛みが強いときは、プリンやゼリー、おかゆやとうふなどのかまなくてすむ食 べ物や、スープやジュース、牛乳などの水分を中心にあたえます。 入浴 :熱がなくて元気があれば入浴してもかまいません。

他の子にうつるので、腫れがひいて医者の許可が出るまで休ませます。

おたふくかぜはほっぺが腫れるだけの病気ではなく、髄膜炎や膵炎、睾丸炎など全身にいろいろな病気をおこすことがあります。 ひどい頭痛があり何度も吐くときや、お腹や睾丸を痛がる場合ははやく医師の診察を受けることが必要です。
おたふくかぜ以外にも耳の下が腫れる病気があります。 腫れがすぐにひいてしまったり(ふつうの耳下腺炎)、どんどん赤く腫れてくる(化膿性耳下腺炎)ようなことがあったらもう一度医師の診察を受けましょう。



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