■ 乳児のボツリヌス中毒 | 2017 4 8 |
6ヶ月のあかちゃんがはちみつを使った離乳食を食べてボツリヌス中毒を起こしてなくなりました。可愛そうなことです。 小さい子にははちみつを与えるな、という昔からの言い伝えには立派な科学的根拠が含まれているものがあります。 たぶんこの子のお母さんは「ボツリヌス菌」の知識は全くなく、あかちゃんが健康にすくすく育ってくれるように一生懸命ご飯を作ったのでしょう それを考えお母さんの胸中を察するとるとますますやりきれない思いが募ってきます お母さんの不注意を非難することは簡単ですが、はたして非難する人がそれに値する行動を普段からおこなっているのか? この問題は赤ちゃんを育てることにもっとも責任のある小児科が何をすれば良いのか、今後の指針となり得るでしょう それだけがこの痛ましい事件を無駄にしないことにつながることと考えます |