■ 恩寵 | 2014.2.16 |
世界大百科事典 第2版の解説. おんちょう【恩寵 grace】 恩恵ともいう。ギリシア語ではcharis,ラテン語ではgratia。キリスト教神学の用語としては,イエス・キリストにおいて啓示されたすべての人間に対する神の愛と慈悲を意味する。旧約時代の全体が〈律法〉という言葉に集約されるのに対して,新約時代の全体を要約する言葉は〈恩寵〉である。創造にはじまり,終末におけるキリストの再臨をもって成就される救いの歴史は,神の恩寵の受肉的展開にほかならない。キリスト教は,罪人であり,生命の源である神から断ち切られて死の状態にある人間がその罪をゆるされ,義とされて再び神との交わりに入ることができるのは,人間の側のどのような善行によるのでもなく,絶対に無償で無条件的な神の恩寵による,と教える。 結構難しい言葉です。単なる「ありがたや」ではなく深い宗教的な意味を持つ言葉ですが、、ある作家が「冬空に虹の残ったスカイラインは恩寵のように美しい」と書いていました あの「アメイジンググレイス」の出だしの感覚ですね |