■ 折衷 | 2014.3.18 |
せっ‐ちゅう【折衷/折中】 http://kakijun.jp/page/09192200.html 衷はこころ、中、という意味なんですね。書き方にも二通りあり [名](スル)いくつかの異なった考え方のよいところをとり合わせて、一つにまとめ上げること。「両者の意見を―する」「和洋―」「―案」 せっちゅうあん【折衷案】 二つ以上の案のよいところをとり合わせて、一つにまとめること。相反する案の中ほどをとって、折り合いをつけること。「与野党の―で決着がつく」 せっちゅうがくは【折衷学派】 江戸中期の儒学の一派。古学・朱子学・陽明学など先行各派の諸説を折衷して穏当な説を唱えた。片山兼山・井上金峨(きんが)・太田錦城・細井平洲らがいる。 せっちゅうしゅぎ【折衷主義】 《eclecticism》相異なる哲学・思想体系のうちから真理あるいは長所と思われるものを抽出し、折衷・調和させて新しい体系を作り出そうとする立場。 せっちゅうなわしろ【折衷苗代】 水苗代と畑苗代とを折衷したもの。発芽前後に湛水(たんすい)したり干したりして水量を変える方式で、均一で丈夫な苗ができ、暖地の多収穫栽培に適する。 せっちゅうよう【折衷様】 鎌倉末期から室町時代にかけて行われた寺院建築様式の一。和様に大仏様・禅宗様の手法を取り入れ、三者を折衷したもの。大阪府河内長野市にある観心寺金堂はその代表例。観心寺様。 |