■ ら抜き言葉の価値 | 2014.4.4 |
助動詞「れる」「られる」には以下の4つの意味があるが、前述のようにら抜き言葉が発生するのは「可能」の場合だけであり、このことは言葉を明確にしているとも言える。例えば「食べられる」と言った場合、ライオンかなんかに自分が餌になってしまうのか、食べることが(食材的、場所的に)適切だということを言っているのか不明確であるが、ら抜き言葉で「食べれる」と表現することにより後者であることが明確にすることができる。このことはら抜き言葉の存在価値といってよいであろう。 受け身 … 他のものに何かをされる。(例:運営に動画を消される。) 可能 … することができる。(例:ニコニコ動画を見られる。) 尊敬 … 話し手が誰かを敬う。(例:先生が光臨される。) 自発 … 自然にそうなってしまう。(例:β時代が思い出される。) |