超暗黒帝国ダルクの幹部。
A型からE型まである肝炎ウイルス軍団の指揮官でB型肝炎を引き起こす。

B型肝炎ウイルスは以前おもに出産や輸血の時の血液で感染すると考えられていたが、ほかのルート、汗、唾液、涙などを通して普通の生活の中で感染者を増やしていることがわかってきた。
また外国から仲間を呼び集め国内で暴れ始めている。
ビーカンは非常にしつこい性格の怪物で、一度人間の細胞の中に入り込むとなかなか退治をすることが困難になる。
ビーカンに年齢が若い時に攻撃されると、人間の免疫システムがまだ発達していないのでビーカンに犯された細胞を破壊する能力が低く、そのため病気の症状は激しくないがその代わりビーカンが肝臓の細胞の中に居残る確率が高くなりいわゆる「持続感染」になって、将来慢性肝炎、肝硬変や肝がんに進むことがある。
一方大人がビーカンに攻撃されるとビーカンに犯された肝細胞を徹底的に破壊するので、急性肝炎の激しい症状が出て苦しむ事があるが、その時期を過ぎればビーカンが退治され、将来ビーカンによる肝臓の病気になる確率が低くなる。

必殺技

ビーカンバレット：
二本鎖環状DNAを二重構造の殻とエンベロープで包むウイルスが無数に詰まった弾丸を頭上から発射する。
スローターソード：
するどい刃を持つ剣で敵を切り刻み、血を吸いとる。
（体が赤いのはそのためだと言われる）

対策

ワクチン：
生まれてからなるべく早く3回のワクチンを接種することが最も効果的。
インターフェロンビームと核酸アナログ製剤l：
数あるインターフェロンビームでもビーカンにはインターフェロンαが使われる。 インターフェロンαは人間の細胞が外部の侵入者に対抗するために作りだすたんぱく質の一種で、ビーカンなどのウイルスに直接作用してかれらの力を弱める。
核酸アナログはDNAウイルスであるビーカンが人間の細胞の核の中でその一部をRNAに読み出し、それを細胞質で逆転写酵素によって再び自分のDNAに作るときにその材料と似たような形の薬を誤って取り込ませることによってDNAを作らせないようにするもの。