■ 塩が水に溶ける2008.1.12

なぜ塩は水に溶けるのでしょうか。
「溶けるから溶けるのだ」と叫んでも「解けた」ことにはなりません。
事実量を増やしてゆくと溶けなくなります。

水は極性をもっているので塩は溶けるのです。
極性とは分子上での電荷の偏りで、水は表面上に弱いプラスの部分と弱いマイナスの部分があります。塩はプラスの電荷をもつナトリウムとマイナスの電荷をもつ塩素が結合してできていますが、これが水の中に入るとナトリウムの周りに水分子のマイナス部分が結合しナトリウムを取り囲んでしまいます。同様なことがマイナスの電荷をもつ塩素にも起こるため塩はナトリウムと塩素に分かれてしまうわけで、これが「溶けた」ように見えるのです。


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