■ 耳式体温計2005.11.01

鼓膜の温度をすぐはかることができる「耳式体温計」はどんなしくみなのでしょうか。
耳の中にある鼓膜は、人の体温を調節するしくみの中心である視床下部という部分に近く、同じ血管から血液をもらっているため、体温をもっとも正確に測れる部分と考えられています。
直接鼓膜に体温計を当てるのではなく、センサーを耳の入り口にさし、赤外線センサーとマイクロコンピュータで鼓膜の温度を測ります。
鼓膜から出る体温に応じた赤外線を赤外線センサーが感知し、熱エネルギーに変換します。
この情報をマイクロコンピュータが受け取り、あらかじめ決められた計算式によって、鼓膜の温度を表示します。
この体温計を使うときには、体温計の先を耳の中で鼻の方向に向かって差し込み鼓膜に正確に当てることが大切です。


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