■ 冬の音2008.2.2

寒い冬がまだ続きます。
雪景色はみられるのでしょうか。

「雪が深深と降る」様子は静寂そのもの。
これは科学的に観ると理屈があります。
つまり雪の多孔質構造によるものです。
雪が降ると一面が防音の部屋に使われている壁材と同様な構造になりますので、
周囲の音は吸収され静かになるわけです。

また遠くの汽車の汽笛がポーと聴こえ、人の心を揺さぶるのは音の伝わり方が変化したためです。
音は空気を伝わりますが、暖かいところから冷たいところへ伝わる性質があります。
そこで地面が冷え、地面近くの空気の温度が低くなると遠くの音が地面に沿って伝わりやすくなり遠くの汽笛が聞こえるのです。


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