■ ハチミツ | 2006.03.24 |
最近健康食品としてハチミツがよくとりあげられるようになっています。 ここで注意したいのは乳児ボツリヌス症です。 乳児ボツリヌス症はボツリヌス菌(正しくは芽胞)が混ざっているハチミツを1才以下の乳児が食べると、ボツリヌス菌が腸の中で増えて毒素を作り出し、その毒素による中毒症状で発病するものです。 このボツリヌス菌が作り出す毒素は神経を麻痺させる神経毒の一種で、生物が作り出す毒素としてはもっとも毒性の強いものです。一度この中毒になると命を落とす危険がありますのでハチミツの取り扱いには気をつけなければなりません。 ではハチミツ好きなクマのプーさんは大丈夫かって? それは大丈夫なのです。1歳過ぎの人の腸の中ではボツリヌス菌は増えにくいため(正しくは芽胞が発芽しないため) ボツリヌス中毒が起こりにくいのです。 |