抗インフルエンザ薬 もっと知る

 
薬品名 タミフル(リン酸オセルタミビル) 飲み薬
リレンザ(ザナミビル)        吸入薬
ラピアクタ(ペラミビル)       注射薬
イナビル(ラニナミビル)      吸入薬

薬の働き

A型及びB型インフルエンザウイルスのノイラミニダーゼ(ウイルスが増えるのに必要なもの)という部分の働きを抑えることによって、新しくインフルエンザウイルスが増えるのを防ぎます。
すでに増えたインフルエンザウイルスを減らすことはできません。
したがって、インフルエンザにかかって48時間以内に薬を使わないと、薬の効果は期待できません。

●タミフル(リン酸オセルタミビル)
標準的な抗ウイルス薬です。
1歳以下と10歳以上の子どもには使われません。
タミフル耐性というタミフルがききにくいインフルエンザウイルスが増えてきています。

●リレンザ(ザナミビル)
吸入薬なのでうまく吸えない小さい子どもには使えません。
今のところ耐性ウイルスはあまり問題になっていません。

●ラピアクタ(ペラミビル)
注射薬で、1回で効果があります。
1歳以下の子どもにも使えます。
ほかの抗ウイルス薬が飲めない、吸入できないなどで使えない場合に選ぶことが出来ます。

●イナビル(ラニナミビル)
吸入薬なのでうまく吸えない小さい子どもには使えません。(リレンザより簡単です)
一回の吸入で効果があります まだ新しい薬なので副作用の調査が十分でありません。

副作用 吐き気、腹痛、下痢などがまれにあります。