ウイルス性の病気と抗生物質

 
 

    よく誤解されやすいのは、風邪をひいた時に処方される抗生物質です。風邪はウィルスが原因で、抗生物質自体は、ウィルスには全く効果がありま せん。
では、何故、風邪の場合に抗生物質が処方されるのでしょう?

    
  1. 患者さんの病気の原因がウィルスであるかどうか、すぐには分からない 事(検査の結果が出るまでに日数も費用もかかります)
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  3. はじめにウィルスが原因の病気を引き起こしても、続いて細菌が増えて別の病気を起こしてしまう『混合感染』になることがある。
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    これらの理由から、たとえ風邪であっても抗生物質を処方するのです。つまり、風邪がこじれたり、病気が悪化するのを防ぐわけです。

 
 


抗生剤の選び方