予防接種一覧表(定期予防接種と任意予防接種)
定期予防接種
予防接種の種類 |
予防する病気 |
法律の対象者 |
標準的な接種年齢 |
接種回数 |
ワクチンの種類 |
他の予防接種との間隔 |
BCG |
結核 |
出生直後から生後6ヶ月未満 |
生後3ヶ月〜6ヶ月未満 |
1回 |
生ワクチン |
27日間以上 |
ポリオ |
急性灰白髄炎・小児マヒ |
生後3ヶ月から7歳6ヶ月未満 |
生後3ヶ月〜1歳6ヶ月まで |
6週間以上あけて2回 |
生ワクチン |
27日間以上 |
三種混合 |
第1期初回 |
ジフテリア・百日咳・破傷風 |
生後3ヶ月から7歳6ヶ月未満 |
生後3ヶ月〜1歳まで |
3〜8週間(20日〜56日)の間隔で3回 |
●ジフテリア・破傷風→トキソイド
●百日咳→不活化ワクチン |
6日間以上 |
第1期追加 |
生後3ヶ月から7歳6ヶ月未満 |
第1期初回接種の1年〜1年6ヶ月後に追加接種 |
1回 |
6日間以上 |
二種混合 |
第2期 |
ジフテリア・破傷風 |
11歳以上13歳未満 |
11歳〜12歳 |
1回 |
トキソイド |
6日間以上 |
MRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン) |
第1期 |
麻疹・風疹 |
生後12ヶ月から24ヶ月未満 |
生後12ヶ月〜24ヶ月 |
1回 |
生ワクチン |
27日間以上 |
※1 |
麻疹(はしか) |
風疹(三日ばしか) |
MRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン) |
第2期 |
麻疹・風疹 |
5歳から7歳未満で小学校就学前1年間
(4/1〜3/31)の者 |
5歳から7歳未満で小学校就学前1年間
(4/1〜3/31)の者→いわゆる幼稚園の年長児 |
※1 |
麻疹(はしか) |
風疹(三日ばしか) |
|
MRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン) |
第3期 |
麻疹・風疹 |
中学1年生に相当する1年間(満13歳に達する年度) |
中学1年生に相当する1年間(満13歳に達する年度) |
1回 |
生ワクチン |
27日間以上 |
※1 |
麻疹(はしか) |
風疹(三日ばしか) |
MRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン) |
第4期 |
麻疹・風疹 |
高校3年生に相当する1年間(満18歳に達する年度) |
5歳から7歳未満で小学校就学前1年間
(4/1〜3/31)の者→いわゆる幼稚園の年長児 |
※1 |
麻疹(はしか) |
風疹(三日ばしか) |
日本脳炎 ※ |
第1期初回 |
日本脳炎 |
生後6ヶ月から7歳6ヶ月未満 |
3歳すぎ |
1〜4週間隔(6〜28日)で2回 |
不活化ワクチン |
6日間以上 |
第1期追加 |
生後6ヶ月から7歳6ヶ月未満 |
初回接種のあと1年後に追加接種 |
1回 |
6日間以上 |
第2期 |
9歳以上13歳未満 |
小学4年生 |
1回 |
6日間以上 |
インフルエンザ |
インフルエンザ |
65歳以上 |
65歳以上 |
1回 |
不活化ワクチン |
6日間以上 |
参考:国立感染症研究所感染情報センターホームページ
※ 2005年5月30日以降、日本脳炎ワクチンの積極的勧奨が中止されています。
但し、接種希望者は定期接種として接種が可能です。
※1 原則としてMRワクチンを接種。
なお、同じ期内で麻疹ワクチンまたは風疹ワクチンのいずれか一方を受けた者、および麻疹または風疹のいずれか一方にかかったことのある者、あるいは特に単抗原ワクチンの接種を希望する者は、単抗原ワクチンを接種。
任意予防接種
予防接種の種類 |
予防する病気 |
標準的な接種年齢 |
接種回数 |
ワクチンの種類 |
他の予防接種との間隔 |
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎) |
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎) |
1歳以上 |
1回 |
生ワクチン |
27日間以上 |
水ぼうそう(水痘) |
水ぼうそう(水痘) |
1歳以上 |
1回 |
生ワクチン |
27日間以上 |
インフルエンザ |
インフルエンザ |
6ヶ月すぎから13歳 |
毎年2回(1〜4週間隔で) |
不活化ワクチン |
6日間以上 |
13歳から65歳 |
毎年1回または2回(2回の場合、1〜4週間隔で) |
6日間以上 |
B型肝炎 |
B型肝炎 |
●一般的な感染予防
すべての年齢 |
計3回(4週間隔で2回、その後5〜6ヶ月後に1回) |
不活化ワクチン |
6日間以上 |
●母子感染の予防※
生後2ヵ月、3ヵ月、5ヵ月の時 |
各1回(計3回) |
6日間以上 |
A型肝炎 |
A型肝炎 |
16歳以上 |
計3回(2〜4週間の間隔で2回、24週間後に追加接種として1回 |
不活化ワクチン |
6日間以上 |
Hib(インフルエンザb菌:ヒブ) |
インフルエンザb菌による感染 |
生後2ヶ月〜5歳未満
(標準接種開始年齢:
生後2ヶ月〜7ヶ月未満) |
@標準スケジュール 計4回
接種開始年齢【生後2ヶ月〜7ヶ月未満】
・初回免疫: 4〜8週間の間隔で3回
・追加免疫: 初回免疫終了後、1年後に1回
A接種もれの人への接種(1) 計3回
接種開始年齢【生後7ヶ月〜12ヶ月未満】
・初回免疫: 4〜8週間の間隔で2回
・追加免疫: 初回免疫終了後、1年後に1回
B接種もれの人への接種(2)
接種開始年齢【生後1歳〜5歳未満】
1回接種 |
不活化ワクチン |
6日間以上 |
小児用肺炎球菌
(7価肺炎球菌結合型ワクチン
(プレベナー))
|
肺炎球菌感染症 |
生後2ケ月〜9歳以下まで
(標準接種開始年齢:
生後2ヶ月〜7ヶ月未満) |
@標準スケジュール 計4回
接種開始年齢【生後2カ月〜7カ月未満】
1回目⇒(27日以上あける)⇒2回目⇒(27日以上あける)⇒3回目⇒(60日以上あける)⇒4回目
A接種もれの人への接種(1) 計3回
接種開始年齢【生後7カ月〜12カ月未満】
1回目⇒(27日以上あける)⇒2回目⇒(60日以上あける)⇒3回目
B接種もれの人への接種(2) 計2回
接種開始年齢【1歳〜2歳未満】
1回目⇒(60日以上あける)⇒2回目
C接種もれの人への接種(3)
接種開始年齢【2歳〜9歳未満】
1回のみ接種する。 |
不活化ワクチン |
6日間以上 |
子宮頸がん予防ワクチン
(サーバリックス) |
子宮頸がん |
10歳以上〜64歳の女性 |
計3回 [ 初回⇒2回目(初回より1ヶ月後)⇒
3回目(初回より6カ月後) ]
※必ず3回接種しないと十分な効果が得られません。[ 初回接種1ヶ月前〜3回目接種後2ヶ月間は避妊すること。(3回の接種の途中で妊娠した場合、接種は継続できません。)
] |
不活化ワクチン |
6日間以上 |
参考:国立感染症研究所感染情報センターホームページ
※1 妊娠中に検査を行い、HBS抗原陽性(HBe抗原陽性、陰性の両方とも)の母親からの出生児は、出生後できるだけ早期および、生後2ヶ月にHB免疫グロブリン(HBIG)を接種。但し、HBe抗原陰性の母親から産まれた児の場合は、2回目のHBIGを省略しても良い。さらに生後2・3・5ヶ月にHBワクチンを接種する。
生後6ヶ月後にHBS抗原及び抗体検査を行い、必要に応じて任意の追加接種を行う(健康保険適用)。
※2 日本では15歳未満の承認なし(接種希望者は医師と相談)